スポレク2010 in 富山 【石川県選抜の試合結果】 石川選抜 1−2 神奈川県代表(Dブロック2位) 石川選抜 0−3 兵庫県(Dブロック1位) 石川選抜 0−1 大分県(Dブロック4位) 石川選抜 1−2 土佐藩龍馬クラブ(ブロック3位) 石川選抜4戦全敗(Dブロック5位) 【第23回全国スポレク祭(スポレクとやま2010)参加報告】 1 大会概要  10月16日(土)〜19(火)に富山県で開催されました第23回全国スポレク祭(スポレクとやま2010)の壮年サッカー(50歳以上)の部に石川県代表として監督・選手18名が参加しました。 初日の総合開会式は富山市総合体育館で行われ、全国から集まった29種目の選手、監督、役員ら3万3千人が健闘を誓い合いました。石川県からは18種目に193人(うち壮年サッカーはD場監督をはじめ12人)が総合開会式に参加。 壮年サッカーの競技は、17日(日)〜19日(火)の3日間、富山南総合運動公園などで行われ、開催地富山県から2チーム、全国各都道府県(長崎県を除く)から1チームずつ、韓国から1チームが参加し、合計48チームが6チームずつのA〜Hの8グループに別れ、変則リーグで1チーム当たり4試合を戦いました。 2 石川県チームの戦いぶり @10月17日(日) 石川県 1 − 2 神奈川県 (前半1−2、後半0−0)  前半開始早々にドリブルでゴール前に持ち込まれたところを石川県のDFが果敢にスライディングタックルに行き、相手を倒したところでPK。相手キッカーが思い切り蹴りこみ、0対1。  1点のビハインドを追う石川県は、H川からの相手DF裏への絶妙のスルーパスに飛び出したN川がGKをかわし、無人のゴールにシュートし、1対1のイーブン。  前半終了間際に石川県ゴール前での混戦からゴール右下にシュートを決められ、前半を1対2で終了。  後半になってからは防戦一方で、果敢にシュートを放ってくる神奈川県に対して、石川県GKのH谷はファインセーブの連発でゴールを割らせず。そのまま試合終了。 A10月18日(月) 石川県 0 − 3 兵庫県 (前半0−3、後半0−0)  前半10分、左サイドから攻め込まれ、DFラインの前のバイタルエリアに走り込んだ相手選手にパスが渡り、正面からシュートを決められ0対1。  前半15分、左サイド裏へ出されたロングボールが相手選手に渡り、そのドリブルに石川県DFが対応するも、交わされ、シュート。0対2。  前半終了間際、自陣ペナルティエリアに持ち込まれたボールへのスライディングタックルで相手が倒れ、2試合連続のPK。これを決められ0対3で前半終了。  後半は両チーム無得点で試合終了。 B10月18日(月) 石川県 0 − 1 大分県 (前半0−0、後半0−1)  前半は風上に立ち、かなり優位に試合を進めたが得点できず、風下の後半14分、左サイドからあげられたクロスボールが予想以上に伸び、不運にもそのままゴール右ポストに当たってゴールイン。その後果敢に攻め続けたが、得点を奪えず試合終了。 C10月19日(火) 石川県 1 − 2 高知県 (前半0−1、後半1−1)  特に気合いを入れて臨んだ最終戦は、立ち上がりから優勢に攻める。ところが、前半12分にゴール正面20mの地点でのスライディングタックルで相手を倒し、相手の直接FK。5人の壁の頭を越えたボールは、バーに当たって跳ね返り、それがGKの背中に当たってからゴールイン。  後半は互角に試合を進めるも、後半8分、右サイドを1対1で破られ、ゴール前までドリブルで運ばれ、至近距離からシュートを決められ0対2。その後、石川県は追いつくために、何度もロングボールを前線へ放り込むがつながらず。後半18分、放り込んだロングボールが相手DFに当たりルーズボールとなったところをN川が身体で相手DFをブロックし、ボール周りのプレーエリアを確保したところにHraが走り込んでシュート。1対2と追い上げる。その後も石川県は攻め続けるも無情の試合終了ホイッスル。 3 考 察 スポレク祭とは言うものの、やはりピッチに立つとお互い真剣勝負で勝ちに行くのはサッカーマンの性。勝ち点を挙げられなかったのは参加者一同、大変悔しい思いをしています。一方で、全国シニア50選手権の優勝常連チームである兵庫県と対戦できたのは、良い経験になりました。人もボールも動くテンポの速いサッカーを展開し、アタッキングサードにはいると1対1を果敢に仕掛け、個人技で相手を抜き、ゴール前で数的優位を作っていました。シニア年代のサッカーが目指すべきプレーが随所で見られ、石川シニアもこのようなサッカーを目標に取り組みたいと思いました。兵庫県は前評判どおり4戦全勝と圧倒的な強さでグループ1位の結果を残しました。 また、石川県シニアリーグの45歳以上ではローカルルールとして、スライディングタックルを禁止していますが、日頃、県シニアリーグでスライディングタックルを使わない選手が、全国大会で不慣れな技を使っても反則を取られ、今回はそれが原因でPKと直接FKで合計3失点しました。55歳以上のリーグやねんりん世代の試合は別にしても、45歳以上リーグではローカルルールの適用を考え直す時期に来ているのかも知れません。 4 最後に  私達、監督・選手一同をこの大会へ送り出してくださり、また、大会期間中もお忙しい中応援に駆け付けてくださいました石川県シニアサッカー連盟の役員の方々に心から感謝申し上げます。大会期間の4日間、晴天に恵まれ、素晴らしいピッチコンディションの中でサッカーを楽しむことができたことはこの上なく幸せです。本当にありがとうございました。 (西川記)